チャラ男とちょうちょ
心はなんだか晴れないのに、お店に出勤してお客様を前にするとちゃんと笑えて、ちゃんと仕事をこなせる自分になんだか虚しくなる。
まぁ、仕事にプライベートを持ち込むなんて社会人として失格だと思うから褒めるべきところなのかもしれないけど。
幸い、お客様がたくさん来てくれたからあれこれ考える時間がなくてあたしにはよかった。
あっという間に閉店の時間になる。
「リオナ、支度できたか?」
いつものように店長が声をかける。
「おつかれさまでしたー」
とみんなに挨拶して、お店を後にする。
「なんかあったか?」
車に乗り込むなり店長はあたしに言った。
「なーんもないよ」
「それならいいけど」
彼氏が怪しくて悩んでるなんて言えるわけがない。
だいたい、彼氏がいるなんて知ったら店長は倒れると思う。
それにお店のNo.1にならせてもらっているのにこんなことでやられるなんてプロ失格だ。
わかってる。
あたしは、愛咲リオナなんだから!
まぁ、仕事にプライベートを持ち込むなんて社会人として失格だと思うから褒めるべきところなのかもしれないけど。
幸い、お客様がたくさん来てくれたからあれこれ考える時間がなくてあたしにはよかった。
あっという間に閉店の時間になる。
「リオナ、支度できたか?」
いつものように店長が声をかける。
「おつかれさまでしたー」
とみんなに挨拶して、お店を後にする。
「なんかあったか?」
車に乗り込むなり店長はあたしに言った。
「なーんもないよ」
「それならいいけど」
彼氏が怪しくて悩んでるなんて言えるわけがない。
だいたい、彼氏がいるなんて知ったら店長は倒れると思う。
それにお店のNo.1にならせてもらっているのにこんなことでやられるなんてプロ失格だ。
わかってる。
あたしは、愛咲リオナなんだから!