チャラ男とちょうちょ
(店長のばかー!)
あたしはそう思いながらお店に向かう。
今日はフリーペーパーの撮影日だと言うのに、迎えに来てくれるはずの店長が寝坊したのだ。
(ま、しょうがないか!店長毎日忙しいもんなぁ)
日頃の店長を思い出しながら、あたしは駅のコーヒーショップでカフェオレを買ってから、駅から出た。
あたしは、何てタイミングが悪いんだろう。
見つけてしまったのだ。
私服の裕貴。
スカウトならスーツを着ているはずだけど、スカウトするにはまだ時間が少し早いような気がする。
裕貴の隣には、幸せそうに笑うあゆみがいた。
色管理かもしれないけど、それでもそうじゃないと思いたかったあたしの気持ちはこんなにも簡単に打ち破られてしまった。
そのあとの撮影に、あたしはどう臨んだのか覚えていない。
きちんとインタビューに答えられたのだろうか。ちゃんと笑えることができたのだろうか。
あたしはそう思いながらお店に向かう。
今日はフリーペーパーの撮影日だと言うのに、迎えに来てくれるはずの店長が寝坊したのだ。
(ま、しょうがないか!店長毎日忙しいもんなぁ)
日頃の店長を思い出しながら、あたしは駅のコーヒーショップでカフェオレを買ってから、駅から出た。
あたしは、何てタイミングが悪いんだろう。
見つけてしまったのだ。
私服の裕貴。
スカウトならスーツを着ているはずだけど、スカウトするにはまだ時間が少し早いような気がする。
裕貴の隣には、幸せそうに笑うあゆみがいた。
色管理かもしれないけど、それでもそうじゃないと思いたかったあたしの気持ちはこんなにも簡単に打ち破られてしまった。
そのあとの撮影に、あたしはどう臨んだのか覚えていない。
きちんとインタビューに答えられたのだろうか。ちゃんと笑えることができたのだろうか。