チャラ男とちょうちょ
チャラ男、本領発揮
「まぁ、真奈美がそこまで言うなら応援する。でも、ぜーったい泣かされるよ!」

「だよね…。だけど、嫌いになれない。もうチャラいのは病気だと思って、最後にあたしのとこに戻ってきてくれればいいやって」

それが、あたしの出した答えだった。

「あぁ〜‼︎真奈美ならもっといい人捕まえられるのに!…里帰りしたとき会わせてよね」

真由美はそう言ってくれた。


あたしが裕貴に愛想つかすまでは、このままでいよう。
そう思ったらなんか吹っ切れた気がした。
吹っ切れたっていうよりは、開き直ったのかな。

裕貴は、あたしがこんなふうに悩んでるのなんて知らないだろうな。
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