どうやらイケメンに関わると ロクなことがないようです


私が彼の肩に手をかけ、下から持ち上げるように力を加えると、それに気づいた富永くんは体を起こした。



「私は大丈夫だから、ね?それにもう謝ってくれたし。」


「や、それじゃあまだ俺の気が収まんない。」


え?富川くんってこうゆうタイプなの?あまり喋らないから分からないんだよねー。寡黙タイプ、というか。

とくに女子とは喋らないタイプだし。
結構押しが強い?のかな...


「え...でも私は別に......」






「うん、じゃあさ、少しの間俺が永田さんの彼氏になる。」




< 12 / 27 >

この作品をシェア

pagetop