我が子がオッサンに見える件について
父さんはタクと一緒に風呂に入った後、タクを寝かし付けてくれた。泣き疲れていたのかすぐに寝たよと苦笑しながら真向かいの席に座る。

「ゴメン……」

私は額に手を置き、俯きながら呟いた。

「……あー別に謝る事はないさ。ずっと気になっていたが、今までの君はタクに甘かったからね? だから今日の件はタクに取っていい薬になったと思うよ。
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