深愛なるキミ
「私ね、私が言われたり、見られたりするのは仕方ないって思ってる。だけど優志くんがそう見られるのは嫌」



「バカだな。そんなこと気にしないでよ。ちゃんと話したいから入ろう」



ひなたがまた離したりしないように、きつく握ったままドアを開けた。


ひなた、よく見てよ。
今日俺たちに向けられてる視線は・・・

「うわーっ。あのカップルいいね」
「女の子可愛いし、男の子かっこいい。女の子の服もめっちゃ可愛いね」
「色白くて羨ましい」
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