深愛なるキミ
ねっ、だって今日のひなたはいつも以上に可愛い。その雪のような白い肌が目立つワンピース。


大きな目なんてつけまつげで吸い込まれてしまいそう。


それに、引きずる左足なんて実は誰も気づいてない。

気づいたって足を怪我してるのかなとかそんな風にしか思わない。ひなたが思ってるほど足なんて誰も見てない。



みんな、外見しか見てないんだよ。それを俺は体感して感じたんだ。



だから、今度は俺がキミの足のコンプレックス、取り除いてあげたい。

そばにいて、一緒に歩調を合わせて歩いていれば今よりはきっとキミの傷を減らせる気がしたんだ。
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