深愛なるキミ
「ひなた、卒業してもずっと一緒にいような」



目を開いて大きく頷いた。



あの瞬間が優志くんと付き合って一番の幸せな瞬間だった。



そして、私から罰ゲームの可能性を消した瞬間でもあったんだ。



バカだな、私。そんなわけないのに。




だから卒業式に聞いてしまったあの言葉はわかっていたはずなのに辛かった。悲しかった。
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