深愛なるキミ
それなのに俺は周りの目ばかり気にしてキミに声を掛けることもできなかった。


ただ俺のことを見てくれないかなと視線を送るだけ。



俺は適当にクラスにいた奴らとツルみ始めた。

そいつらはキミを蔑んで、笑っていた。本当のキミを知らないのに、甘えているだの、調子に乗っているだの。



キミは誰よりも自分に厳しくて努力をしていることを俺はちゃんと知っている。



でも、何も言えない弱い俺でごめんな。


結局俺もこいつらと一緒。
キミを傷つける側の人間なんだ。
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