深愛なるキミ
俺の生まれて初めての告白をキミは、ひなたは受けてくれた。


ひなたは俺の彼女になったんだ。



それなのに、俺は学校では嫌がらせをされないようにと話しかけることもしなかった。



そんな弱虫な守ってあげることもできない俺なのにひなたは笑顔を向けてくれた。

初めて繋いだ手、俺の手は震えていてそれを隠すように強く握った。


ひなたは全部が小さくて俺が抱きしめたら壊れてしまいそう。


握った手も全部俺の手が包み込んだ。可愛くて愛しくてどうしようもなくて。
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