深愛なるキミ
「違うわ!足を引きずって歩かなくてもひなたの気持ちを理解できる方法がある。体の傷なんかより、心の傷のほうがずっと痛くて深いのよ!あなたにそれを理解してほしいの。それが出来る?」



ひなたの姉、理穂さんは俺にひなたと会うための条件をつけてきた。


それは別人としてひなたと会うこと。



長髪のカツラを付けて顔を隠し、声を出すとバレるからということで失声症。



そこまで徹底してならひなたと会うことを許すと言われた。
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