深愛なるキミ

僕のために泣かないで

ひなたとの待ち合わせ場所に向かう。


理穂さんがあらかじめひなたに俺、〈ヒロム〉の話をしてくれてるから俺は待ち合わせ場所に向かうだけだった。


ヒロムなんて仮名だ。


なんでもよかった。たまたまやってたドラマの名前を取っただけ。



でも俺は今から〈遠藤ヒロム〉なんだ。



カフェに入った瞬間、一気に視線を感じた。もちろんこれは嫌悪的視線。



あーっこれは人間不信になってもおかしくないな。
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