深愛なるキミ
少し、休憩しようとベンチに座った俺ら。ひなたは俺の顔を見ようと必死だ。


でも、見せられないんだ。



だから俺はせめてこの気持ちだけは偽りたくなくて携帯を打ち込んだ。



【ごめん。ひなたちゃんはこんなに前向きなのに僕は顔を見せることも出来ない。話すことも出来ない、顔を見せることも出来ない。

周りからは陰口言われてこんな僕はひなたちゃんのそばにいちゃいけない。分かってる。だけど、それでもひなたちゃんに会いたいと思ってしまう】
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