深愛なるキミ
左足はもう普通には歩けないけれどそう言ってくれるパーツがあるだけでも私は救われてる。


でも、全員が全員、私を受け入れてくれるわけでもなく、私が通るたびに好機の目で見て笑う集団はいた。



「ねぇ、見てあの足」
「ありえねえよな、俺なら登校拒否だわ」



心ない言葉が飛ばされる度に悠ちゃんや友達がその集団を睨みつけてくれる。



「ひなたはお前らと違って心が綺麗なんだよ」
< 8 / 117 >

この作品をシェア

pagetop