深愛なるキミ
会場は地下だった。


階段を下りなくちゃいけない。ゆっくり下りれば大丈夫だよね。



でもとりあえず悠ちゃんを待っていよう。店に下りる階段の前で悠ちゃんを待っていると前からあの集団がやってきた。


どうしよ、優志くんがいるかもしれない。




「えーっなんだ来たんだ。敢えて階段下りなきゃいけない地下の店、選んだのに」
「ちょっと聞こえるって。まああんなオシャレしても欠陥品は欠陥品だもんね」
「うわーっ、お前らひどーい!!」
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