深愛なるキミ
クスクス笑いながら私に近づいてくる集団。なんだ、私が来れないようにここを選んだんだ。


ひどいな、そんなことしなくてももう私と優志くんは関係ない。



「ごめん、遅くなって。ひなたちゃん」



俯いて今にも零れ落ちそうな涙を唇を噛み締めながら我慢していた。


そんなとき、肩をギュッと抱かれた。
えっ?この声、もしかして・・
・。



「えーっ何、こいつ。ちょーキモいんだけど」
「うわーっ欠陥品とキモ男とかちょーキモい」
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