深愛なるキミ
ヒロムくん・・・でも、この声。


そっと彼を見上げると前髪の下から少しの笑みが見えた。彼は反対の手でゆっくりと髪の毛に手を掛ける。



そしてそれを掴んでポイッと地面に投げつけた。着ていた服も着崩していく。




私の隣にいるはずのヒロムくんが・・・優志くんになった。




「ちょ、ちょっと優志、何してんの?」
「何それ?変装とか笑える」



「・・・最低だな、俺もお前らも」


「はあ?意味わかんない。いきなり何なの?」
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