深愛なるキミ

「最低だって言ったんだよ。心ない言葉でボロボロに傷つけるお前らも、見て見ぬ振りして止められない俺も。みーんな最低だって言ってんだよ」



優志くん？優志くんは私の身体を離すことなく、目の前にいる私をあざ笑った人たちを睨みつけてる。


なんで？どうして？



「はあ？何？同情でもしてんの？」
「罰ゲームのこと気にしてるんなら、もういいじゃん。こいつだって初めから罰ゲームだって知ってたんだからさ」



「悪いけど罰ゲーム、罰ゲームって言わないでくれる？確かにきっかけはそうだったかもしれないけれど俺がひなたに片思いしてたのは本当だから」