深愛なるキミ
さっきより力強く引き寄せられる。


優志くんが私を好き?片思い?


あたふたと戸惑う私に優志くんは優しい視線を向けてくれた。



「罰ゲームじゃないと告白できなかったあの日の俺を本当に悔やむよ。お前らに反発出来なくて好きな子一人も守りきれなかった。でも、もう誰にどう思われようが何を言われようが気にしない。同じ気持ちになって始めて分かったんだ」



「はあ?同じ気持ちってだからキモ男?マジ意味わかんないし」



「俺もお前らみたいな最低で心が荒んでて醜い奴らなんてどうでもいい。だけどひなたをこれ以上下衆な言葉で傷つけたら・・・許さない」
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