ヤンキーなんて好きじゃないから!
香山さんに連れられて、誰も使ってない空きの教室にはいった。



「話って何?」


「うん、あのね、うちらメイドになったじゃん?」

と可愛らしい声で言う香山さん。

「調子のってんじゃねーよ」


さっきとはまるで違う低い声。


「え?」


「お前が選ばれたのなんて偶然だから。」

< 198 / 333 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop