ヤンキーなんて好きじゃないから!
「絶対こいよ。」


「え?」


小さくつぶやく盛田の言葉は私の耳にちゃんと聞こえた。


「……楽しみにしてるから」

そういった盛田は髪をくしゃっとして私に背をむけた。


なんだろう。すごく胸が熱い。

盛田の一言だけで、幸せだと感じてしまう。

『楽しみ』そんな言葉に私は期待してもいいのかな………?
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