キスしたい
私は最後の力を振り絞ると


溝口くんの元にたどり着いた。


「はあっ…はあっ…はあっ…」


「下井さん。大丈夫?」


ひどく息切れしている私に溝口くんは心配そうに聞いてきた。


「はぁ…だい…はぁ…じょう……はぁ…ぶ…」
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