誰よりも優しい総長様

慶side



俺は学校を辞めたあの日から地元のとある病院に入院していた。


俺のこのことを知る神紅の奴らが時々見舞いに来てくれるため寂しいとは無かった。


いや、あったのか?


ただ愛しいあいつのあの時の顔が未だに忘れられず今も頭の中に焼き付いていた。


気分転換でもするか…


そう思い俺は1人病室を出て歩いていた。


そんな時


俺の目の前にふとあいつの姿を見つけた。


隣に居るのは美空


でもなんであつらが病院に?


俺は不思議になりあたりを見回した。


ここは…


産婦人科とかかれた診察室


俺はどうすればいいかも分からずにその場を立ち去った。


でもなぜ産婦人科なんかに?


どちらか付き添いなのだろうが俺には分からなかった。


一体…


なぜ?


< 133 / 159 >

この作品をシェア

pagetop