誰よりも優しい総長様


「それ、俺らからの祝い。」


いつの間にか後ろに立っていたお兄ちゃん


「ありがとう。」


それだけを言うと由唯をベッドに寝かせ荷物を片付けた。


「俺は下にいるからなんかあったら呼べよ。」


それだけを残してお兄ちゃんは下へ降りていった。


少しして荷物を片付けた時ふとなにかが手に触れた。


柚那へ


慶からの手紙だ。


あたしは無意識のうちにその手紙を開いていた。


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