誰よりも優しい総長様
そんな時だった。
俺は今体育館の裏に居た。
理由は簡単
呼び出されたから。
誰に?
目の前に居る人物
烈火の総長であり、柚那の兄貴の弘毅さんだ。
「どうしたんすか?こんなとこに呼び出すなんて。」
「なぁ、俺らと同盟を組まないか?」
突然出てきた同盟と言う言葉
同盟を組めば柚那は弘毅さんと敵どうしになる確率は大きく減る。
しかし、その分狙われやすくもなるのだ。
「弘毅さん。俺らはまた№1を取り戻します。それには羨美の時よりも遥に大変です。手を貸してください。」
俺の出した答え。
同盟を組む
危険ならば体を張ってみんなで守ればいい。
作り直したばかりの神紅は未熟だ。
そのためにはやはり烈火の手が大切なのだ。
だから決めたんだ。