誰よりも優しい総長様


チッ


男が舌打ちをするのを聞きながら自然とあたしの体も震え出していた。


「おい、こいつら連れていくぞ。」


そう言ってあたしと柚那ちゃんは男たちに引っ張られながら外にあった黒い車へと載せられた。


全員が車へ乗るとどこかへと走り出した。


「ちょ、降ろしてよ!」


あたしと柚那ちゃんは抵抗するけども、薬を嗅がされてそのまま意識を失ってしまった。


ねぇ、あたしたちは一体どこへ連れていかれるの?





































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