誰よりも優しい総長様


「もう少しだけ耐えろ!きっと迎えが来るから。」


そう言った聖奏の顔はどこか寂しそうだった。


でもその聖奏の言葉にあたしは一瞬だけ慶の顔が浮かんだ。


「ここも時期に潰れるだろうな。」


ガヤガヤ


そんな時急に外が騒がしくなった。


「帰ってきたか。俺は行くからお前はもう少しだけ頑張れ。」


それだけ言うと聖奏は部屋から出ていった。


そしてしばらくするとあの男が帰ってきた。


そしてまたも始まる悪夢の時間


一体いつまで耐えればいいの?


ねぇ、慶


助けて


















早く

















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