暴力的★二重人格彼女!?
『えっ……』
予想どおりオレを見上げて固まっている実里。
『拓也くん……ホントに?』
『うん…みの…り…が好きだよ』
まだ呼び捨てに慣れていなくて名前につっかえる。
『……拓也くん…
私が鈍いからかも しれないけど、今日拓也くんと会って凄くドキドキしたの。
でも…きっと前から気になってたんだと思う…
私も拓也くんが好き…』
え……
『え"え"え"ーーーー!!!!???』
オレは驚きの余り大声で叫んでしまった。
周りのいたい視線がオレの背中にグサグサ突き刺さる……