暴力的★二重人格彼女!?
『そうねぇ~…海なんかどう? もうすぐ夏休みだし…ちょうど良いんじゃない?』
海…かぁ…
『海…ロマンチック プラスチック…』
誰もいない夕暮れの海で そっと実里の肩を抱き寄せて…
『海へ行こうっっ!!!』
オレは立ち上がった!!
『姉ちゃん、彼氏も居ないくせに色々と教えてくれて ありがとう!! 感謝するぜぇっ!!』
姉ちゃんはオレの良き理解者だぜ!!
『拓也…てめぇ今何て言った?』
『彼氏も居ないくせに色々と教えてくれて ありがとう! って言ったんだよ! テンキュー姉ちゃんっ』
オレは部屋から出ようとした。
―と…
―その時…