おとぎ物語 〜シンデレラ〜
「それじゃ、馬車も用意しなくちゃね♪
えーと……あっ、このカボチャ、馬車にちょうどいい大きさ!!」
ヴィヴィが持ってきたカボチャは、お隣のマリーさん一家が育てているカボチャだった。
マリーさんは、誰にも優しくて、お父様以外に唯一、心を開ける人だった。
そのカボチャはマリーさんが自由に持っていっていいと言ってくれたから、大丈夫だろう。
「それじゃ、いくわよ!1・2・3!!カボチャよ、馬車になーれ☆」
ボワンっ
「どう?この馬車、気に入った?」
モチロン気に入った。
スゴすぎる。
カボチャの馬車、スゴイステキ………!!