どこにでもいる双子が永遠の命を手に入れたという物語

「ありがとう。君たちのおかげで助かったよ」

「私たちの子供を助けてくれてありがとう」

2人は沢山の感謝の声を浴びた。

警察の人たちは、2人の親を捜したが、見つからず。

引き取り手がない2人をどうしようかと悩んでいた。

「君たち、お名前はなんて言うの?」

警察のひとが聞いた。

「僕、りゅーと」

「私、りゅーこ」

正直に答えた。

「警察さん。私たちの事なら心配しないで」

りゅーこが言うと、

「そうだよ。僕らはもう、人間じゃないから」

りゅーとが続けていった。

「どういうことだい?」

警察さんが聞いてきた。

「僕らはあの薬を飲んだ」

「そして、適合しちゃった」

「もう、成長しない」

「もう、年をとらない」

警察さんは驚いたように目を見開いた。








< 7 / 18 >

この作品をシェア

pagetop