どこにでもいる双子が永遠の命を手に入れたという物語
「ありがとう。君たちのおかげで助かったよ」
「私たちの子供を助けてくれてありがとう」
2人は沢山の感謝の声を浴びた。
警察の人たちは、2人の親を捜したが、見つからず。
引き取り手がない2人をどうしようかと悩んでいた。
「君たち、お名前はなんて言うの?」
警察のひとが聞いた。
「僕、りゅーと」
「私、りゅーこ」
正直に答えた。
「警察さん。私たちの事なら心配しないで」
りゅーこが言うと、
「そうだよ。僕らはもう、人間じゃないから」
りゅーとが続けていった。
「どういうことだい?」
警察さんが聞いてきた。
「僕らはあの薬を飲んだ」
「そして、適合しちゃった」
「もう、成長しない」
「もう、年をとらない」
警察さんは驚いたように目を見開いた。