朝のバス

ある日、先輩のことをいろいろ教えてくれた子が慌てて私を体育館の倉庫の近くに連れ出した。

私はわけも分からずついていった。
体育館の倉庫の近くに着くと友だちは周りを見渡してため息をついた。
私が理由を聞くとあの先輩がここで誰かに告られたらしい。

「え、そんなの見ちゃだめじゃん!それになんで知ってるの?」

先輩に告白する人は実は良くいて、今回告白した女性は熱烈アピールで周りもドン引きなくらいだったらしく、見ても問題ないと思ったらしい。告白のことは女の人の方が自分で周りに巻いた話みたいだった。

私たちはなんだかはしゃぎ疲れて雑談しながら教室へ向かって歩いて行った。

すると、途中のところで先輩が女性と話してるのを見つけた。
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