朝のバス

私はすごく勇気を出して、そう言って先輩の方をみて見た。

先輩はさっきよりも真っ赤な顔をしていて、突然顔を抑えて、よかったーと叫んだ。

「存在も知られてなかったらどうしようかと…」

すごく安心した顔をしてそう言った先輩がすごく好きだなと思った。

「じゃあ、俺これから頑張ってアピールしていくから、よろしくお願いします！」

先輩がまたまっすぐに私を見ながら言った。またドキドキしたけど、あれ？と思った。
気になってるっていうのが、先輩の中では好きじゃないのか！

「あ、あの。先輩。私、先輩とお付き合いしたいんです。」

先輩は本当にびっくりして、

「そんなのだめだよ！」

と言った。もう、私の中ははてなマークでいっぱい。
先輩が私のことを好きって言ったけど、付き合いたいって意味じゃなかったのかな、恥ずかしい！