本物の初恋
「お願いしまーすっ!」
「うぃーすっ」
お決まりの挨拶をして体育館に、入る。
それにしても本当に広い、この学校。
だってここはバレー部専用の体育館になっている。
この広さならネットが8面はたてられる。
「.....どんだけ金持ちなんだよ。この学校...」
そんなことを呟いた私に声をかけてきたのは親友の斉藤茉莉(さいとう まり)だった。
「どーしたの?棗。」
「...いや、相変わらず広いと思ってさ、この学校。」
「確かに広いよねー、この学校。でもこれからここで3年も生活しなきゃいけないから嫌でもなれそう...」
「まぁ、そーだよねぇ」
他愛ない会話をした後、龍とわかれて練習するコートに向かった。
「お願いしますっ!」
私は再度先輩たちに挨拶をした。
「おー、棗。今日は少し遅かったなぁ。なんかあったのか?」
先輩たちのなかで一番最初に声をかけてきたのはキャプテンの榊杏美(さかき あんみ)先輩。
女バレのエースですごくかっこよく男子からも女子からも人気な先輩。
女子の後輩からは男子よりもイケメンといわれている。
確かにかっこいいと思うけど、私は美人な先輩だと思う。
姉御肌で、気さくで、優しくて...とあげたらきりが無い程完璧な先輩だ。
おまけに180cmという長身である。
「...うらやましいぃぃぃ...」
私はそう言った。
「んー?何が?」
杏美先輩は私に聞き返してきた。
「...だって杏美先輩、美人だし、バレー上手だし、勉強もできるし、身長も高いし...」
「そりゃあここは【一軍】のコートだし、棗だって178cmもあるからいーじゃないか」
そう、ここは通称【一軍】のコート。
この学園は運動部の部活に【一軍】【二軍】【三軍】と人を分けている。
特に一軍は部活ごとのある特定の条件をクリアした人しか入ることができない超難関である。
ちなみに女子バレー部はある一定の選手を除いて、身長170cm以上で県選抜に入っていることが条件とされている。
ある一定の選手とはポジションがセッターとリベロの人で、どちらとも身長は165cm以上で県選抜に入ってること、それにプラスして3回以上個人のタイトルを獲得している事が条件だ。
現在一軍には三年生が8人、二年生が9人、一年生が7人の計24人が所属している。
二軍は全員で51人、三軍は67人、と一軍の2~3倍近くの人が属している。
先輩、後輩なんて関係なくただ実力のあるものが上にたつ、それが冥翔学園という強豪校をつくりあげてきたのである。
「ほら棗、早く準備しないと監督たちが来るぞ。着替えてきな」
「了解です」
部室に行くと女子バレー部1の身長をもつ城所花(きどころ はな)にあった。
花は一年生でありながら183cmという身長をもっている。
「どーしたの?棗、今日遅かったじゃん。」
「...っはぁぁなぁぁぁ!!」
私は着替えてる花に抱きついた。
中学生から一緒の花はすごく話しやすくて悩み事を気軽に話し合える中でいつも悩みがあったらまずは花に相談していた。
「っえぇ!?ちょっ、な、棗!?どーしたの」
突然の事に驚く花。
「何かあったっぽいね...よしっ!部活終わったら一年生皆でラキバいこっか!話聞いたげるから、ね?」
「...っうん、ありがと」
私たちは練習着に着替え部室を出た。
「うぃーすっ」
お決まりの挨拶をして体育館に、入る。
それにしても本当に広い、この学校。
だってここはバレー部専用の体育館になっている。
この広さならネットが8面はたてられる。
「.....どんだけ金持ちなんだよ。この学校...」
そんなことを呟いた私に声をかけてきたのは親友の斉藤茉莉(さいとう まり)だった。
「どーしたの?棗。」
「...いや、相変わらず広いと思ってさ、この学校。」
「確かに広いよねー、この学校。でもこれからここで3年も生活しなきゃいけないから嫌でもなれそう...」
「まぁ、そーだよねぇ」
他愛ない会話をした後、龍とわかれて練習するコートに向かった。
「お願いしますっ!」
私は再度先輩たちに挨拶をした。
「おー、棗。今日は少し遅かったなぁ。なんかあったのか?」
先輩たちのなかで一番最初に声をかけてきたのはキャプテンの榊杏美(さかき あんみ)先輩。
女バレのエースですごくかっこよく男子からも女子からも人気な先輩。
女子の後輩からは男子よりもイケメンといわれている。
確かにかっこいいと思うけど、私は美人な先輩だと思う。
姉御肌で、気さくで、優しくて...とあげたらきりが無い程完璧な先輩だ。
おまけに180cmという長身である。
「...うらやましいぃぃぃ...」
私はそう言った。
「んー?何が?」
杏美先輩は私に聞き返してきた。
「...だって杏美先輩、美人だし、バレー上手だし、勉強もできるし、身長も高いし...」
「そりゃあここは【一軍】のコートだし、棗だって178cmもあるからいーじゃないか」
そう、ここは通称【一軍】のコート。
この学園は運動部の部活に【一軍】【二軍】【三軍】と人を分けている。
特に一軍は部活ごとのある特定の条件をクリアした人しか入ることができない超難関である。
ちなみに女子バレー部はある一定の選手を除いて、身長170cm以上で県選抜に入っていることが条件とされている。
ある一定の選手とはポジションがセッターとリベロの人で、どちらとも身長は165cm以上で県選抜に入ってること、それにプラスして3回以上個人のタイトルを獲得している事が条件だ。
現在一軍には三年生が8人、二年生が9人、一年生が7人の計24人が所属している。
二軍は全員で51人、三軍は67人、と一軍の2~3倍近くの人が属している。
先輩、後輩なんて関係なくただ実力のあるものが上にたつ、それが冥翔学園という強豪校をつくりあげてきたのである。
「ほら棗、早く準備しないと監督たちが来るぞ。着替えてきな」
「了解です」
部室に行くと女子バレー部1の身長をもつ城所花(きどころ はな)にあった。
花は一年生でありながら183cmという身長をもっている。
「どーしたの?棗、今日遅かったじゃん。」
「...っはぁぁなぁぁぁ!!」
私は着替えてる花に抱きついた。
中学生から一緒の花はすごく話しやすくて悩み事を気軽に話し合える中でいつも悩みがあったらまずは花に相談していた。
「っえぇ!?ちょっ、な、棗!?どーしたの」
突然の事に驚く花。
「何かあったっぽいね...よしっ!部活終わったら一年生皆でラキバいこっか!話聞いたげるから、ね?」
「...っうん、ありがと」
私たちは練習着に着替え部室を出た。