本物の初恋
部活が終了した。

現在7:30。皆部室で着替えを始めた。

「そーだ。さっきの事、一年生に言わなきゃ」

花が言った。

「一年集合！この後ラキバ行くんだけど行く人！」

そう花が言うと全員が手をあげた。

「OK！じゃあ、先輩たちに言わなきゃね！」

そういい先輩たちのとこにいく花。

何故言うのかというと、私たち女バレの一軍は寮に入っている。

これは女バレの昔からの伝統らしい。

門限が夜の11時、自炊をすることが条件で、ほぼシェアハウスのようなもの。

すごく楽しいので満足している。

パタパタと足音を響かせながら花が戻ってきた。

「今日は先輩たちも学年ごとで出かけるって！だから門限を守れば全然いいって！」

「じゃあ決まり！一旦寮に帰って着替えてからいこっか！」

しっかり者の渡辺朱音（わたなべ あかね）が言った。

「...うん。そーだね！先生たちに見つかると面倒だし...」

みんなが賛成したため一旦寮に帰って着替えてから行くことになった。

「じゃ、お先に失礼しますっ！ありがとうございましたっ！」

『ありがとうございましたっ！』

「はーい、おつかれー！」

と桃先輩。

「おつかれ、また後でなー！」

杏美先輩がそう言ったのを聞き、私たちは部室を後にした。
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