本物の初恋

好きの種類

「.....え」

悠 side

棗の話を聞いてやっぱりかと私は思った。

だって棗の瞬先輩を見る目は好きは好きでも恋愛の方には見えなかった。

ふつうだったら好きな人が笑ったりしたら顔が赤くなったりキャーキャー言うと思うけど、棗がキャーキャー言うのは決まって瞬先輩がバレーをやってる時。

.........やっぱり棗は恋愛に疎い。


悠 side 終了



まさかとは思った。

悠の予想外の返答に私はすごく驚いた。

(じゃ、じゃあ私は好きは好きでも尊敬の意味で告白しちゃったのー!?)

「で、でも言われてみれば...バレーをしてる時以外は特に瞬先輩はどーでもよかったかも」

「やっぱり...」

「うぅ...お騒がせしてすみませんでしたぁ...」

「でもだからといって棗が告白した事実は変わらないよね」

またもや萌花が冷静にツッコミをいれた。

「まぁ、時がくれば大丈夫じゃない?」

花が言う。すると朱音も言った。

「それか、告白した時のセリフにもよるけど、あれは尊敬の意味でいったんです。って言えばいいんじゃない?」

「それだっ!私が先輩にいったのはただたんに好きですっていったから...大丈夫かも!明日言ってみる!」

「うん、それがいいと思うよ。」

茉莉も賛成してくれたし明日言う事にしよう。

「とりあえず早く食べよーよぉ。私もうお腹ペコペコだよ〜」

「本当に食いしん坊なんだから、花は」

悠も苦労人だなぁ。

「まあ、とりあえずは食べようか。遅くなっちゃうから。」

私もお腹がすいていたので花の意見に賛同さした。



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