中学生
次の日。



薬を飲むことを忘れてきた私は、イライラしていた。



何となく、泣きそうになっていた。



泣いたらダメだ。



自分が恥ずかしい思いをする。



そう思いながらも、ものすごく泣きそうだった。



「どした?」



こうじが声をかけてくれた。



出そうになった涙も引っ込んでくれた。


「何でもないよ。」


「そ。…ふぁー…眠い。」


「昨日遅かったの?」



「うん。塾で12時くらいにねた。」



「私は9時にねた。早くない?ってか偉くない?」



「自分で言うなよ。あっ、先生きた。」


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