ガールズlove
キーンコーンカーンコーン♪

やっと授業が終わった。

凛はドコに行ったのかな?

一緒に帰ろうっていったのに。

待つこと約30分。

教室の中の人は3人。

ほとんどが帰っていた。

「まぢでー!ヤバイ」

ふと凛の声が耳に入る。

廊下に出ると1組の歌恋ちゃんと凛が話していた。

超美人の歌恋ちゃんはニコっと笑ってこっちにおいで。と手を振ってくれた。

歌恋ちゃんは性格までいいなんて…モテるわけだ。

歌恋ちゃんのことは、可愛いことで有名だったから知ってたけど、話すのは初めてだった。

あ、そういえばぁー。あることを思い出した。

凛の耳のそばに寄る。

「キミ、いったい私を何分待たせる気なのかなぁ~?」

歌恋ちゃんには分からないぐらいの低い小声で凛に囁く。

凛はあはは…と苦笑して歌恋ちゃんにさり気なくバイバイした。

歌恋ちゃんは、ニコっと笑う。

「うん、また話そぉね。凛ちゃん、梓乃ちゃんバイバーイ」

可愛いッ!

思わず叫んでしまいそうな可愛い笑顔だった。

ふぅー。やっと帰れる。

そう思ったとき。

「2組の秋森ー。伊山ー」

爽やかな男の人の声がした。











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