君の姿
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『あ〜つかれた〜。』
「お前の欠伸、まぢ笑いそうになったんだけど。」
横で、さっきから誠司はお腹を押さえ笑っていた。
『うるさいな〜。仕方ないじゃん!つまんなかったし、眠かったんだもん!』
あたし達は入学式を終え、屋上に来ていた。本当はその後、LHRがあるのだが、あたし達はいきなりサボってしまった。
「由佳は背がデカいぶん、欠伸なんかしたらすぐバレるぞ。」
『まぢ!?気をつけなくちゃ。』
あたし、澤村 由佳。今日から高校生。…背がデカすぎることが悩み。
『誠司こそ!あたしのこと言えないじゃん!』
「俺はそんなヘマはしない。」
『けっ!!!』
あたしと誠司は家も近いし、小さい頃からの一番の親友…つまり幼なじみってやつ。
あともう一人、あたしの大事な親友がいる。
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