早瀬くん、好き。
カランカラン
私とセイヤくんは、ちょっとオシャレな喫茶店に入る。
そして私はココアをセイヤくんはコーヒーを頼む。
「…で、心春ちゃん話ってなに?
しかも、こんな時間にどうしたの?
まだ学校の時間でしょ?」
ニコッと笑いながらセイヤくんが言う。
「そ、早退した…!!
セイヤくんこそ学校の時間なのにどうして校門のところにいたの?
それにあのヤンキーくんたちも…」
セイヤくんだって人のこと言えないよ…。
しかも、なんかいろいろ謎だらけだし…。
「そりゃあ、不良高だぜ?
遅刻なんて普通だからなー?
それに学校来るだけマシだよ。
なんせ半分以上は学校にさえ来ないよ」