早瀬くん、好き。



そして翌日…。


「お母さん行ってきます…」



「いってらっしゃーい!
気を付けてねーっ」


私はリビングから聞こえてくるお母さんの大きい声を背中に家をでた。


どうしてもテンションが上がらない。


だってさ?

もしかしたら今日で早瀬くんとバイバイになっちゃうかもしんないだよ!?

早瀬くんのことは信じてるけど不安はやっぱり別物で。


「はぁぁー」


ため息をつきながら海王高校へ向かう。


早瀬くんからはメールで


先行ってるから1人で来い
気を付けて


って夜に来た。


なんつうそっけない文章。

せめて。くらいつけてよ!

でも、気を付けての文章にはテンションが上がってたけどね。




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