早瀬くん、好き。
「そうだったんだ」
「あぁ。
俺月夜に負けてから悔しくて悔しくて
柄わりぃのとばっかつるんでてさ。
挙げ句の果てに親の医者継ぐのだって放棄しちまったんだよ。
月夜に全部背負わせちまった。
あいつ本当はじじぃがやってる会社継ぎたかったのにさ。
やっぱじじぃより親父のやってる医者優先だから会社は諦めてんだ。
じじぃの会社は月夜の他にも候補はいたからさ。」
そんなことがあったんだ。
早瀬くん家医者やらなんやらスゴイお金持ち。
お家でっかかったもんな。
「てか、着いたぞー。」
あっ、本当だ。
ガラの悪い高校についた。