早瀬くん、好き。
決着
そしてついに決着をつけるときが来たいみたいだ。
証拠に騒ついてた海王の生徒たちは静まり、たくさんの生徒たちの中心に早瀬くんと正樹がたっている。
ドキドキ
緊張は一気に加速してく。
「んじゃ始めるか」
正樹が言う。
「あぁ」
早瀬くんが言うと
正樹が早瀬くんに殴りかかる。
思わず目を瞑りたくなる。
でも、見なくちゃ。
目を瞑っちゃダメ。
早瀬くんは正樹のパンチを交わした。
ホッ
一安心する。
けど、まだこれからだ。
「てかさ、正樹って奴のパンチ相当だよなー」
「あ、あぁ。
それを交わしたセイヤの弟もさすがだな」
野次馬たちがそんなこと言う。