早瀬くん、好き。
まだ2人の殴り合いは続いてる。
やられたら、やり返す。
一歩も譲らない喧嘩。
「す、すげえー!
こりゃあ相当レベルが高いぞ…」
「だ、だよな。
俺には到底無理だぜ…」
野次馬たちがどんどん盛り上がってる。
確かに、一歩も譲らない喧嘩だと思うけど…
早瀬くん、なんか表情に余裕があるって言うか。
なんか上手く表情できないけど、
本気だしてない気がするのは私だけかな?
「…ぐはっ」
バタン!!
痛々しい声とともに、誰かが倒れる音がした。
そこには正樹が倒れていた。
は、早瀬くんか勝ったんだ…。
わぁぁあぁぁー!!!
すげえぇえーー!
セイヤの弟が勝ったぞぉおー!!
そしてたくさんの歓声。