早瀬くん、好き。



「はい‼もちろん聞いてますとも!

私桜堂高校までの道がわからないんです!」

私って本当に方向音痴だよなぁー!



「桜堂高校ならあっちだよ。」



イケメン君が指差したのは私が向かおうとしてた場所とは正反対の位置。


「あ、ありがとうございますっ!

ご親切に…‼本当助かりました!」


よかったー。このイケメン君のおかげで
入学式へ間に合いそう。


「…別にいいけど、あんた正反対向かおうとしてたから声かけてみた。」


な、なんて優しい人なのかしら。





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