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撮影は順調に終わって、

先週の続きでインタビューをしていた。


「じぁー惟知嘉ちゃんって恋とかする?」

恋???そんなのしたことないし

「しないですね」

「ほんと?今すごい青春する年だよねー」

「忙しくてしたくてもできないですよー」

「好きな人とかもいないの?」

「残念ながら」

それから1時間こんなような質問ばっかりされてインタビューは終わった。
こんな感じでいいのかと思ったけど、別にどうでもいいかと開き直っていた

帰る時海斗くんがカメラマンさんにすごい勢いで怒られていた。
機材にみずをかけてしまったらしい。
幸い何の問題もなかったものの、海斗くんは、自分をすごく責めていた。

帰り道が一緒になって、昨日とは逆にあたしが海斗くんを息抜きさせてあげてた。

連れて行ったのはあたしのお母さんのショプ。

前からANGELには興味があったらしい
すごくはしゃいでた

「お前のかぁちゃんすごくねー」

「なんか欲しいのある?」

「え!んー。このハット俺的に気に入った」

「おごってあげる。眞希さんこれお願いします」

「かしこまりました」

「いーのかよ」

「うん」

昨日あんなによくしてもらったからお礼にどうかなーって思ったけど、こんなに喜ぶとは思ってなかったよ。海斗くん恐るべし

「惟知嘉様お待たせしました」

「ありがと。ハイ海斗くん」

「サンキュー。でもほんとにいいの?」

「いーの」
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