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ヤバい。目の前に海斗くん。

上谷さんがママに頼まれて呼んだらしい。

ババァめ。余計なことをしてくれるんじゃないよ。

「事情は車の中で全部きいた。」

「あ・・・・え、えーと・・・。」

やば・・・。今絶対目が泳いでる。

ってか泣きそう。

めんどくさい女って思われるよね・・・。

「泣きそうな顔してるよ?お姫様。」

言い終わったと同時くらいにあたしの口を彼の口がふさいでいた。

初めて感じる感触。暖かい。安心する。

そんなことを思ってた時口の中に新しい感触。

どんどん深い深いキスになっていく。

「・・ねぇちょっとあれ・・・・。」

あっ!!!ここ道路だった。

そう気づいてあたしは唇を離した。

「どうした?恥ずかしくなった?初めてだった?」

「ここ道路だよ?恥ずかしいとかいう問題じゃないでしょ?」

んもーどういう神経してるの!!

「じゃあ俺の家きて。今日親いないから」

「え、あ、ちょっと待って!」

「待たない」

あたしは手を引かれながら海斗くんの家に行った。

新しそうな家だった。

促されるままあたしは2階へいった。
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