*キミイロ*
「あっ玲♪」

「ミカぁ!」
私を呼んだのは、ミカだった。
丁度同じタイミングで出てきた私たち。

ミカも一人だった。
ちょっとだけ安心感を持ってしまった。

「クラス離れちゃったねえー(泣)マナミいる?」

「あぁ!ベランダで話してるよ♪」

「そっか!ありがと♪玲、どこ行くの??」

「ん~どっか♪(笑)」
「なにそれェ~(笑)暇だったら一緒にマナミとお話しよぅよ♪」

「ん~いいや♪テニス部集団には入りづらいし。」

少し嫌味っぽく聞こえた。
ちょっとまずいこと言ったかな…
ミカもテニス部だし。
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