[B L]だからスキって言ったのに〒続編
もっと…頑張らなきゃ
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あれから、どうやって帰ってきたかも分からない。
ただ、ベッドに倒れ込んだことはやけに鮮明に浮かぶ。
「…俺、ホント正直だよな。」
ベッドにうつ伏せになり、呟く。
天野が俺から離れるほど、死に近付いていく。
そんな気がした。
…コンコン
「天野…?」
ガチャッ
「悪いな、俺だ。」
「東悟、先輩…」
どうやら合宿が終わったようだ。
「すいません、俺、合宿出れなくて…」
「どうだった?病状は」
「…どうって、別に「誤魔化すのはよせよ!!」
…先輩には、心配かけたくなかったのに。
「精神的なストレスの発作だそうです。
このままだと、死ぬ可能性も…」
「ごめん、俺のせいだ…!!!」
先輩のせいじゃない。
これは、俺のせいだ。
「天野は…俺を信じてくれませんでした。
たかが噂で崩れるような…そんな、関係だったんですよ、きっと。」
「そんなことない…!!
諦めんなよ…!!俺がアイツに言って…「やめてください…!!!!!!!!」
俺は強く遮る。
「先輩が天野に言っても…ダメなんです。
俺から言わなきゃ…俺の気が済まない。
どうしても、天野に信じてほしかったのに…」
「なら、諦めんな!!」
諦めない…。
そうだ、俺は天野に信じてほしいんだ。
だから…諦めない。
絶対に…!!