[B L]だからスキって言ったのに〒続編



「…あ、モシモシ竜哉ぁ?」

《………………!》

「はーいはい、そんなに怒鳴らないでよー」

《………!

………………………!!》

「○○○工場の廃墟倉庫、H-24だよー。

間違えずにきてね?

夏音クンお待ちかねだからサ♪

あ、声聞く?」


そう言って近付いてきたケータイに俺はできる限りの力で叫んだ。


「来るな!!

お前を傷つけたくな…ゲホゲホッ、」

《夏音!!

待ってろ、今そっちに…》


天野の声が一瞬で遠ざかって、ルイの手によってプツリと切れた。


< 60 / 68 >

この作品をシェア

pagetop